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Pythonで実践!NOAA APIを使ったニューヨーク市2023年気象データ取得ガイド

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気象データの活用は、データサイエンスや統計分析において非常に重要です。今回はNOAA(National Oceanic and Atmospheric Administration)から提供されているClimate Data Online (CDO) APIを使って、ニューヨーク市の2023年の年間気象データを取得する方法をご紹介します。

このプロジェクトでは、NOAA APIを活用して気温、降水量、降雪量、積雪量といった気象データを取得し、データをCSVファイルに保存していきます。具体的なコード例と共に、リクエスト制限の対処方法やエラーハンドリングについても解説します。

必要な準備

1. NOAA APIキーの取得

NOAA APIを利用するには、まずNOAAの公式サイトで無料のAPIキーを取得します。このAPIキーは、リクエスト送信時に使用するため、控えておきます。

APIの取得はこちらから

ステップ1: NOAA APIの構造理解

NOAA APIは、気象観測やデータセットに関する情報を取得するための複数のエンドポイントを提供しています。以下のエンドポイントを活用して、気象データを収集します。

  • /datasets:データセットの概要を取得。
  • /datatypes:データの種類(例:気温や降水量など)を取得。
  • /data:特定の場所と時間の気象データを取得。

特に今回は、/dataエンドポイントを使用して、ニューヨーク市の2023年の気象データを日ごとに取得していきます。

公式ドキュメントはこちら

ステップ2: データの取得

NOAA APIには、「1秒あたり5件まで、1日あたり10,000件まで」というリクエスト制限があります。そのため、データを取得する際は以下のような工夫が必要です。

実装方法

  • リクエスト間隔の設定:1秒に1リクエストを目安にするため、time.sleep()でリクエスト間隔を空ける。
  • エラーハンドリング:タイムアウトやAPI制限エラーに対する処理を組み込みます。

使用するデータ項目

2023年の年間データとして以下の項目を取得します:

  • 日最高気温 (TMAX)
  • 日最低気温 (TMIN)
  • 降水量 (PRCP)
  • 降雪量 (SNOW)
  • 積雪量 (SNWD)

プロジェクト概要

このプロジェクトでは、NOAA APIを用いて2023年のニューヨーク市の気象データ(気温、降水量、降雪量、積雪量)を取得し、CSVファイルに保存します。具体的には、データ取得の際のリクエスト制限対策やエラーハンドリングも考慮しています。

ライブラリのインポートと基本設定

まず、リクエスト処理と時間管理に必要なライブラリrequeststimeをインポートします。加えて、取得したデータをCSVファイルとして保存するためのcsvもインポートします。

NOAA APIキーの設定

NOAA APIの使用にはAPIキーが必要です。ここで取得したAPIキーを設定し、headersに含めてリクエストの際に送信します。

リクエスト間隔とエラーハンドリングを含むデータ取得関数の定義

NOAAのAPIにはリクエスト制限があるため、1秒ごとにリクエストを送信するように設定しています。また、エラーハンドリングのため、レート制限やタイムアウトが発生した場合は、リクエストを再試行する処理を追加しています。

CSVファイルの初期化

ここで、取得したデータを保存するCSVファイルを準備し、ヘッダー行を書き込みます。ヘッダーには、日付、最高気温、最低気温、降水量、降雪量、積雪量の各項目が含まれています。

月ごとにデータを取得してCSVに書き込む

NOAAのAPIでは一度に取得できるデータ量が制限されているため、月ごとにデータを取得します。各月ごとにstart_dateend_dateを設定し、NOAA APIにリクエストを送信します。

コード内でのリクエスト設定とデータ取得

データの整理とCSVへの書き込み

APIから取得したデータを日付ごとに整理し、各データ項目(例:TMAX、TMINなど)を対応するCSV列にマッピングして書き込みます。

まとめ

このコードにより、2023年のニューヨーク市の気象データをAPIから取得し、CSV形式で保存することができます。データ取得後は、Pandasなどを使ってデータの前処理や分析を行うことも可能です。この方法を使うことで、他の都市や期間のデータ取得にも応用ができます。

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