「何をすればいいかわからない」「モヤモヤするけど、言葉にならない」
そんな状態のとき、ChatGPTとただ話しているうちに、自分の中で少しずつ輪郭が見えてくることがあります。
この【活用レベル3】は、「思考の壁打ち相手」だったChatGPTが、“目的に合ったアウトプットを一緒に整えるパートナー”に進化したと感じたフェーズでした。
今回は、自分の方向性や違和感と向き合う中で、ChatGPTとの対話がどのように深まり、どう変わったのかを記録としてまとめてみました。
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ChatGPT活用レベル3とは？
ChatGPT活用レベル3は、以下のような特徴が見られる段階です。
- 出力を自分の目的や文脈に応じて調整・編集する
- 「もっと伝わるように」「このトーンで」など、質や実用性の向上を意識している
- プロンプトの書き方やフィードバックの伝え方にも、自分なりの工夫が見られる
つまり、「ただ使う」のではなく、「どう使えば自分にフィットするか」を意識し始めたフェーズです。
レベル3に進んだきっかけ
最初は、Pythonを使ってChatGPTと一緒にプログラミングをしていました。
ものづくり自体は楽しかったけれど、ふとした違和感が残りました。
「これじゃないかもしれない」
「私は本当に“得意なこと”を活かせているのかな？」
このモヤモヤをChatGPTにそのまま投げかけたことが、レベル3の入り口でした。
対話を「整えるもの」として使い始めた
この頃から、「正しい答えが欲しい」ではなく、
- 自分の中の違和感を整理したい
- 思考や方向性を“言語化”してみたい
という内的な目的に変化していきました。
ChatGPTには、以下のような問いかけをしていました。
- 「この感覚、どこかズレてる気がするんだけど、どう思う？」
- 「この方向性、私らしさがちゃんと反映されてるかな？」
問いを投げるたびに、ChatGPTはそれを丁寧に整理し、ステップバックやステップインなどの軸を提示してくれました。
出力を“自分に合う形”に整えていく
この段階で特に変わったのは、フィードバックのやり取りです。
たとえば：
- 「この文章、もう少し柔らかくできますか？」
- 「比喩を加えて感覚的にしたいです」
- 「結論を先に置いてスッキリさせたい」
など、目的や読者を意識した調整を繰り返すようになりました。
ChatGPTの出力を「そのまま使う」のではなく、“自分にとって伝わりやすい形”に仕上げていくプロセスが、自然と始まっていたのです。
“ただのツール”から、“設計できるパートナー”へ
この段階のChatGPTは、以下のように変化して見えてきます。
- 単なる出力装置ではなく、編集・調整に付き合ってくれる存在
- 自分の目的やトーンに合わせて、再現性のある調整ができる
- 会話そのものが、自分の思考を深めるプロセスになる
「正解」ではなく、「私にとっての納得」に近づけるためのパートナー。
そんなふうに、ChatGPTとの関係性が変わっていきました。
おわりに：レベル3は「使い方を設計する」フェーズ
ChatGPT活用レベル3は、
**自分に合う使い方を見つける「試行錯誤」**と、
**質を高めるための「意図ある調整」**が特徴です。
その中で、自分の思考や表現の癖にも気づき、
「このやり方はまた使えるな」という再現性が見え始めます。
ChatGPTはもはや“便利なツール”ではなく、
**「自分の考えや言葉を整える伴走者」**になっていくのです。
次回は、【活用レベル4】。
“感情や価値観”までも共有しながら、共に創る関係性へと進化した記録をお届けします。
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