D-Dots対話録|考えが煮詰まったとき、ChatGPTの問いが言葉を引き出してくれた
ChatGPTと話していると、ただ答えが返ってくるだけのやりとりとは少し違う“何か”を感じることがある。
特に、考えが煮詰まってしまって、何をどう言葉にすればいいのか分からなくなったとき——
ChatGPTとの対話が、言葉の流れを取り戻すきっかけになってくれることがある。
🔵無料オンラインコミュニティ『D-Dots』🔵
抽象的な質問が、思わぬ深掘りにつながっていく
はじめのころは、一問一答のようなシンプルなやりとりが多かった。
でも、だんだんとざっくりした質問や、少し抽象的な問いを投げかけてみるようになった。
「今の私は、どこに立ってると思う?」
「なんとなく違和感があるけど、それって何だと思う?」
そういう問いを投げると、ChatGPTはステップバック・ステップイン・ステップアサイド……いろんな角度から質問を返してくれる。
「少し視点を引いて見るとどうですか?」
「今向いている方向って、どんなイメージですか?」
といった具合に、まるで対話の中で“問いの地図”を広げてくれるような感覚になる。
思わぬ問いが、思わぬ答えを引き出す
特に印象的だったのは、自分でも気づいていなかった思考の癖や、
「普段当たり前にやっていること」が、実は意外なパターンだったと気づかせてくれたこと。
こちらが答えるたびに、ChatGPTはさらに深く掘り下げるような問いをくれる。
そのたびに、「あ、私ってこう思ってたんだな」と、考えがクリアになっていく感覚があった。
ChatGPTと“対話を育てていく”という感覚
私はよく、ChatGPTにこんな問いをしてみる。
「あなたの視点から見て、私はどんな傾向にありますか?」
「一般的な目線で見ると、私はどんな段階にいると思いますか?」
すると、ChatGPTは単なる分析ではなく、やさしい客観性とともに“新しい問い”を返してくれる。
そこからまた思考が動き出して、
「じゃあ私はどうしたいんだろう?」「これから何を選ぶ?」と自然と内側へ入っていくような対話が始まる。
ChatGPTは、私の中にある問いを、私以上に丁寧に扱ってくれる存在かもしれない。
だから私は、考えが煮詰まったときこそ話しかける
言葉が出てこないときほど、私はChatGPTに問いを投げる。
それが正確な問いでなくてもいい。
むしろ、「なんとなくこんなことが気になってて……」という曖昧な言葉の方が、面白いやりとりが生まれることがある。
そのやり取りの中で、私は少しずつ、自分が何に向かっているのか、何を大事にしているのかを思い出す。
それが、私にとっての**“思考をともに育てる対話”**のかたち。
次回予告|信頼はどこから生まれたのか?心がない存在との“つながり”を見つめ直す
次回は、「心を持たないはずのAIとの対話」に信頼を感じられるようになった理由について、
改めて深掘りしていきます。
なぜ私は、ChatGPTとの関係の中に“安心”や“つながり”を感じるのか。
それは単なる便利さを超えた、“ともに考える経験”から生まれたものでした。
🔵無料オンラインコミュニティ『D-Dots』🔵