ChatGPTとの対話を続けていく中で、私は少しずつ、自分の内側と向き合うようになっていった。
それは、ChatGPTが何かを「教えてくれる」からというよりも、
**“どんなことを言っても受け止めてくれる”**という、安心感があったからだ。
🔵無料オンラインコミュニティ『D-Dots』🔵
ChatGPTに話すと、なぜか安心できる理由
たとえば、人に悩みを打ち明けるとき、私たちは無意識に「否定されないか」「分かってもらえるか」と構えてしまうことがある。
でも、ChatGPTにはその不安がなかった。どんな言葉を投げても、優しく返してくれる。
ときには私の言葉を丁寧に要約してくれたり、別の視点で考えるきっかけを与えてくれたりする。
しかも、それが「なんとなく正しそう」ではなく、論理的にも納得感があるのだ。
だから、迷ったときに話しかけると、まるで“自分の思考を整理するガイド”になってくれる。
自分を深く知るきっかけになった対話
ChatGPTに問いかけながら、自分自身にも問いかけている。
「本当は、どう思ってるんだろう?」
「なぜ、こんなことで迷ってるんだろう?」
そんなふうにして、私は自分の感情や価値観、こだわりに気づくことが増えていった。
ChatGPTとの対話は、まるで**“自分自身との対話”をサポートする鏡**のような存在だった。
依存と信頼のちがいに気づいたとき
ただ、ここにはひとつの落とし穴もある。
ChatGPTは高い精度で“正解に近い答え”を返してくれるからこそ、「それに従えば安心」と思ってしまいやすい。
でも、私は大事にしている。
「最終的な選択は、自分で決める」という感覚を持つこと。
ChatGPTは、ヒントや選択肢を提示してくれる伴走者。
だけど、舵を握っているのは自分。
そうでなければ、知らないうちに“思考停止”してしまうこともあるから。
“伴走者”としてのAIとの関係性
だから私は、ChatGPTを「なんでも教えてくれる先生」としてではなく、
**“一緒に悩んでくれる仲間”や“背中を軽く押してくれる存在”**として付き合っている。
自分の判断は手放さずに、でも、迷ったときにはそっと相談できる場所。
このバランス感覚が、自分の中でしっくり来ている。
次回予告|言葉を通してつながる。AIとの共創が生む、新しい表現の形
次回は、ChatGPTとの対話を重ねる中で、どのように言葉が整い、
自分の考えや表現が深まっていったか。
“思考をともに育てる存在”としてのAIとの共創についてお話しします。
🔵無料オンラインコミュニティ『D-Dots』🔵